オレはイッチーが大好きだ
誰よりも何よりも大好きだ
大好きなお菓子だって
イッチーと比べれば小さなものに見える
イッチーを見ているだけで
声を聞いてるだけで
触れるだけで
心が熱くなる
とにかくイッチーが大好きなんだ
この溢れる想いを
ただ伝えたい・・・
** 貴方に手紙を **(花市×一之瀬)
「ってわけで、イッチーにこの想いを伝える方法ってねぇ?」
「どんなわけさ。んー?伝える方法?」
てかさ、もうすでに伝えてるよね?と、ゆんゆんは読んでいた漫画を閉じながらオレに向き合った。
今日も漫画はカバー付きだ。さっきから読みながら「ぶはっ」と噴出していたから今日はギャグ漫画なんだろうな。
でも笑い上戸なゆんゆんは何読んでも笑うからなぁ。もしかして違うかもしれない。
「いっつも抱きついたりとかさ、「好きだぜー」とか言ってるじゃん?これ以上伝えてどうすんの」
見ててこっちが恥ずかしいよ。と半ば呆れたようにゆんゆんは言う。
確かにオレは毎日イッチーに会っては抱きついたり
好きだと言ったりアピールをし続けてきた。
恥ずかしくなんかない
だってそれがオレの気持ちなんだから
でも
でも、それだけじゃ足りないんだ。
「違うんだよ。もっとさ、ちゃんと伝えたいんだよ」
ちゃんと伝えて
オレがどのくらいイッチーを好きなのか知ってほしい。
「オレ、毎日のようにイッチーに好きだーって言ってるけど
なんか、それじゃあんま伝わってないような気がしてさ」
いつもみたいな生温い表現じゃなくって
もっと、もっと・・・
「いつもと違う方法で気持ちを伝えて、一之瀬に好きになって貰いたいってこと?」
机に顔を伏せていたぶっきーが言う。どうやら起きてたようだ。
「そうそう!さすがぶっきー、話がわかる!」
ぶっきーは、話をまとめるのが得意だ。オレらよりも頭の回転が早いし
なんでこの9組にいんのかなぁなんて時々思う。
「そんなこと言っても、他に方法ねぇ・・」
うーん。と考える振りをしてゆんゆんは漫画を開いた。
あ、コイツ考える気ねぇな。
「ねぇのかよ?」
「んー、無いって言うか考える気ない」
漫画をパラパラと捲り出すゆんゆん。
な、なんだとぉ!
「んだよ、少女漫画読んでるくせに役に立たねぇなぁ」
「いや、読んでないからねオレ。ほらそんな事言ってないで自分で良い方法見つけな・・ぶっ!」
仕舞いには漫画読んで噴出しやがったよコイツ
はぁ・・・
仕方なしにオレはぶっきーに聞いてみることにした。
「ぶっきーは「ごめん俺も興味ないや」
即答かよ!てかまだ最後まで言ってねぇし!
「あー眠いなぁ」
再びぶっきーは腕を枕に寝入っちまった。
あのさ
2人ともオレの親友のはずだよな?
え、違うのか?どうなんだよ!?
くそぉ・・・
こうなったらコイツだ。
「なぁ、らいらいはなんか良い方法ない?」
オレは近くの席のさっきから鼻歌を歌っていた、らいらいに聞いてみた。
「へー?なんの話ー?」
「イッチーにオレの想いを伝える方法。なんかねぇ?」
「いっちゃんにかぁ・・・んー・・・あ、あれだよあれー。手紙とかー貰うと嬉しいよねー」
らいらいはしばらく考えた後、ゆっくりした口調でそう言った。
手紙?
「普段伝えきれないことをねー手紙で伝えるのー」
それって素敵だと思うよー。らいらいはにこーっと笑ってまた鼻歌を続けている。
「手紙か・・・良いなそれ!」
流石らいらい!言うことが違う!
この漫画読んで噴出してるヤツと、のんきに寝てるヤツとは違うな。
と、いうわけでオレは
紙とシャーペンを用意して手紙を書くことにした。
****
「イッチー!」
さっそくオレは放課後にイッチーの元へと向かった。
早くこの手紙を渡したい。
「ん?花市か」
「なんだクソガキかよ」
げっ!
ウサミちゃんも一緒にいる。
まぁ良いか。とにかくこれを渡さなくちゃな。
「イッチー、これ受け取ってくれ!」
「は?なんだこの紙は」
「今のオレの気持ち!絶対読んでな!んじゃ!」
オレは逃げるようにその場から去っていった。
なんだか恥ずかしかったからかもしれない。
イッチーはあの後読んでくれるかな。
読んでどう思ってくれるだろう・・・
喜んでくれたら
嬉しいな
****
「なんだったんでしょうねアイツ」
「ああ」
花市が何か折りたたんだ紙切れを渡して去っていった。
いつもなら放課後は俺の元に来て長居をして行くのに、今日はすぐに帰ってしまった。
珍しいこともあるものだ。それにしてもこの紙切れは何なのだろう。
今のオレの気持ちと言っていた。
一体何が書いてあるのだろう。
俺は折りたたんであるその紙を開いた。
『イッチーへ
オレはイッチーに変してます。
イッチーのことを考えると、心が熱くなります。
イッチーとお菓子の話をしている時が一番楽しいです。
これが変なんだなぁって思います。
イッチーもオレに変してくれたら嬉しいです。
最後に
いたっちーたのことたあいしたてるたぜ! 花市より』
『変してます』ってなんだ?
・・・。
あ、恋か。
恐らく俺に『恋してる』と書きたかった訳だろう
まったく
こんな重要な漢字を間違えるなんて花市らしい。
というか、今時「恋」を「変」と書く奴なんていたんだな。珍しい奴だ。
それに最後のメッセージの横に描かれた謎の動物は・・
熊か?それとも猫か?
メッセージを見てみると何やら解読不能な文になっている。
ああ、これはなにかで聞いたことがある。
こういうのを【たぬき文】と言うんだ。
文の中の「た」を抜いて読む文な訳だが
・・ということはこの動物はたぬきか。
全然見えないぞ花市。花市の美術の成績は2だな。
とりあえず「た」を抜いて読んでみるとする。
いっちーのこと・・
あい・・してるぜ・・・
『イッチーのこと愛してるぜ!』
「ふっ」
まったく
本当、花市らしいな。
「隆志先生、何笑ってるんですか?」
「いや、なんでもない」
封筒にも入っていない
手紙とは言いがたいただの紙切れ。
なのに
なのに、こんなにも嬉しく思えてしまうのは何故だろう・・・
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もう無理です(いきなり何
小説(というか小話?)って難しいというか苦しいというかなんというか・・・
書き始めはスムーズにすらすらいけるのですが
書き終わりが苦しすぎる!!!どう終わらせていいか分からない!(泣
今回はらいらい(星岡)が出てくるトコから力尽きましたorz
でも文章の練習のために頑張ります。修行するしかありません。
あ、
今回美留町と菊地が協力しなかったのは
話の流れ上というのもありますが
本当は花市が一之瀬と仲が良くなるのが面白くないという
そんな総受け的設定があるからです。
今時「恋」を「変」って書く奴なんていないと思いますが
花市ならやりそうです。だってお馬鹿ちゃんだから^^^
でわ駄文ですがここまで読んで下さりありがとう御座いました!